泡盛が美味しく飲める割り方と相性

先輩が持ってきた泡盛ってなに?焼酎と同じ割り方で呑めるかな?

「先輩、泡盛って何ですか?」

いつものように放課後サークルの部室の扉を叩いたら、夏休み沖縄に行って来たらしいK先輩が皆にお土産を配っていました。お菓子やグッズも沢山あるけれど、気になるのは特に仲のいい先輩方に「今度の宅飲みで使おうぜ」と掲げている大きな瓶。沖縄のお酒かな?と尋ねてみると「これは泡盛って言うんだよ。沖縄の焼酎みたいなもん」と答えてくれましたが、今一つピンときません。焼酎と同じ割り方で飲めるのでしょうか?マイコさんは家に帰り、夕飯を作っていたお母さんに尋ねてみました。すると「多分お父さんの酒棚にあったから、飲んでみたら?」ですって!

「頂きもののミントリキュールがこんなに合うなんて!」

ちょっと舐めてみたところ、芋のような切れ味ながらも癖はなかったので、まずは他の焼酎で試してみた時のように少しずつレモン果汁やお茶、ジュースなどで割ってみたマイコさん。いずれも美味しく頂けましたが、中でもやはり南国の果実、パイナップルやオレンジのジュースが一番合うようです。ピーチやバナナを混ぜたミックスジュースも例に漏れませんでしたが、何か新しい発見がないかな、と少し物足りません。

そこでマイコさんは、先日お客様から頂いたミントリキュールがあったことを思い出しました。お母さんに了承を得て、少し拝借します。しかしリキュールもお酒はお酒。二つを混ぜ合わせたらとんでもなく強いお酒になるのでは…という危惧がありましたから、一応ソーダ水も一緒に投入しました。するとどうでしょう。ハワイアンブルーを思わせる美しいカクテルの外見になりました。飲んでみると爽やかで少し甘みもあり、何だかガムを噛んでいるような清涼感です。

満足して棚に戻し、帰宅したお姉さんにも話すと、泡盛は使わないけれど「モヒート」というカクテルに内容が似ていると言われました。本来はラムをベースに、先ほどのレシピにレモン果汁を加えて作るそうです。でも洋酒よりもさっぱりとしていて、むしろ飲みやすかったのではないでしょうか。泡盛は産地もあるのでしょう、夏場に相応しい果実や飲み物と相性がよいらしいと分かりました。