ウイスキーで作るアイリッシュコーヒー

お父さんがウイスキーを出してきた!コーヒーに合うってほんと?

「別にお酒なら何でも好きになったわけじゃないのに、ウイスキーって…」

最近マイコさんがお酒に対して積極的になったことが嬉しいらしいお父さん。今日は自分はあまり飲まないのに、マイコさんに色んな味を教えようと張り切ってウイスキーを買って来てくれました。でもウイスキーより比較的癖のないブランデーでさえフルーツを漬け込んでやっとだったマイコさんが、ウイスキーをそのまま飲めるわけがありません。試しに一口飲んでみましたが、案の定かあっと喉が焼けるような感覚。今まで飲んだお酒の中で一番強いかもしれませんね。それにしてもこの味、一体何で割れば飲めるんでしょう?かなり個性的な味なのですが…。

「えっ、コーヒーで割るの?更に濃くならない?」

もうそろそろ寒くなるから、アイリッシュコーヒーでもいいかもなあ、とアドバイスをしてくれたお父さん。アイリッシュコーヒーとは、温かいコーヒーの中にウイスキーを入れた飲み物で、寒い地方では冬に重宝されます。温かい飲み物に更にアルコールを足すことで、より一層身体がぽかぽかしてくるのです。

作り方は簡単。温めたウイスキー(グラス4分の1程度)にザラメ(お砂糖でも)を入れ、そこにコーヒーを注いで最後に泡立てた生クリームを乗せます。ウイスキーが入っていること以外はウインナーコーヒーのような雰囲気ですね。早速作って一口啜ってみると、熱でアルコールが多少蒸発したのか、ウイスキーの癖はなく、洋酒入りのチョコレートを飲んでいるような気分になりました。大事にとっておいて、本格的に寒くなったらまた作ろう、とほんのり思うマイコさん。きっと眠れない夜も救ってくれることでしょう。