赤ワイン克服法、自家製サングリアの作り方

赤ワインはフルーツがあれば怖くない!自家製サングリアの作り方

「お母さん、その赤ワイン一口もらっていい?」

白ワインを飲んだからには、赤ワインにも挑戦してみなきゃ!という妙な使命感から、誕生日に頂いたらしい赤ワインを飲んでいるお母さんにお願いしたマイコさん。しかし、いざ飲んでみると勿論、白ワインすら原液で飲めなかった舌には酷なものです。しかもこれは、何で割っても風味が残りそうなくどさ…いくら想像してみても、飲みやすくなる気がしません。さすがに諦めるしかないかなあ、と肩を竦めていたら、何かを思い立ったらしいお母さん、晩酌を中断して台所に行ってしまいました。

「サングリアを作りましょう!」

台所から帰ってきたお母さんの手には、たくさんのカットフルーツ。「サングリアってなに?」と尤もな疑問を口にすれば、飲んでみた方が早い、と赤ワインをボウルに注ぎ、そこに砂糖とシロップ、レモン果汁などを投入し始めました。せっかくのワインを申し訳ない、と言うと、お母さんも久しぶりに飲みたいからいいの、と優しい言葉。きっと上等なワインだったけれど、だからこそ素晴らしいサングリアができるはず、とも。

先ほどのワインにカットフルーツを加え、馴染ませるように混ぜると、お母さんはラップをかけて冷蔵庫に入れてしまいました。そして「もう今夜は飲めないけど、明日をお楽しみにね」と笑います。すぐに飲んでもいいけれど、一晩置かなければ苦手な人でも飲めるくらいには果物が馴染まないそうなのです。

わくわくしながら一晩待ち、翌日の夜に出して飲んでみると、ワインにシロップや果物の甘みが染みだしてそれはそれは美味でした。元々サングリアはスペイン生まれのカクテルで、自家製ではなくても、日本のスペイン料理店やバルなどでも飲むことができます。お酒に弱い人、赤ワインがあまり好きではない人でも非常に受け入れやすいですが、お酒の度数が下がっているわけではありませんから、反面飲み過ぎには注意しましょうね。