苦いビールを美味しく割れるものの紹介

「乾杯はビール！って分かってるけど、やっぱり苦くて飲めないよ…」

放送サークルに所属しているマイコさん。４月になり新入部員が入部してきて、早速歓迎会が開かれました。ひと昔前なら「一杯目はビールで乾杯」という慣例がありましたが、最近では飲めない部員も増えてきたので、普段は強制されません。しかし、今回はたまたま参加していたOBの男性が「俺たちの代は皆ビールだったのになあ」と言ったため、成人している部員はみんなビールを飲まなければならない雰囲気になってしまいました。自分のコップに注がれたビールを見つめ、途方に暮れるマイコさん。どうすればこの一杯を乗り切れるのでしょうか？

「これ、良かったらマイコちゃんも入れる？」

そんな時、隣に座っていた女性の先輩が差し出してくれたのは「オレンジジュース」でした。先輩はビールを半分横のコップに移し、オレンジジュースを入れたようです。美味しいのかな？と思いつつ、マイコさんも先輩が真ん中に置いてくれたコップに自分のビールも半分写し、ジュースを注いでお箸の先で掻き混ぜてみます。一口飲むとどうでしょう。あの苦みが嘘のように美味しいカクテルになっていました。

「コーラでもいいんだけど、色が濃くてバレちゃうからね」と笑いながら、先輩は自分も最初は飲めなくて苦労したことを話してくれました。今はもう飲めるそうですが、マイコさんに気を遣ったのでしょう。

後で調べてみると、ビールをオレンジジュースで割ったカクテルは「ビターオレンジ」と言うことが分かりました。ちなみにコーラで割ると「ディーゼル」というカクテルになり、ちょっと大人の味です。今回のように他のものと混ぜたことをあまり悟られたくない場合は、普通のビールはオレンジジュース、黒ビールはコーラで割ると、目立たず美味しく飲むことができますよ。