レモンリキュールを使った美味しいカクテル

リキュールは果実酒とどう違う?そのまま呑んでもおいしいの?

「リキュールって、そのまま飲んでもいいのかなあ…」

先日ご馳走になったお礼に、F先輩に百貨店でお菓子でも買って行こうかと思っていたマイコさん。しかしお友達が「そこは手作りでしょ!」と譲らないので、仕方なしに材料を買って帰って来ました。バレンタインくらいにしか腕をふるわないのに迷惑にならないだろうか…と考えつつ、失敗のないクッキーでも作ろうかと思っていたのですが、百貨店で見つけ、何かに使えないかなと買っておいたレモンリキュールを加えたら、あっさりした美味しいクッキーができるかもしれないと思い立ちました。そんな経緯から台所でいそいそと作業をしていると、お姉さんがリキュールを見つけ「全部使うの?余ったら飲めばいいのに」と言います。マイコさんの感覚ではリキュールはそのまま飲むものではなかったのですが、飲めるものなのでしょうか?

「余った生クリームでカクテルができるなんて!」

お姉さんの話によれば、マイコさんが買ってきたレモンリキュールは「リモンチェッロ」という名前。イタリアにおいては家庭の味とも称される、シチリア原産のものが特に有名なお酒です。材料はレモンの皮とお砂糖とアルコールですから、勿論そのままロックで飲んでも、ソーダ水で割っても美味しく頂けます。

結局レモンクッキーのアクセントとしても使ったマイコさんでしたが、さすがにひと瓶は使いきれず、あとはお姉さんにあげてしまいました。多分レモンソーダのようにして飲むしかないだろうな、と検討が付いたからです。しかしお姉さんはマイコさんを手招きし、冷蔵庫からアイスコーヒーと、お菓子作りに使った生クリームの余りを取り出しました。「本当はエスプレッソの方が美味しいんだけどね」と言いながらリモンチェッロをグラスに注ぎ、その上にアイスコーヒーを入れると、最上段に生クリームを乗せてマイコさんに差し出してきました。

軽く混ぜて飲んでみると…美味しい!チョコレートとオレンジの相性がよいのと同じように、コーヒーとレモンも苦味の中に酸味が上手い具合に香ってとても美味しくなるのです。生クリームの甘さも素敵なアクセントになっています。ちなみにこのリモンチェッロ、乳製品と相性がよいので、牛乳を入れて飲んでも美味しいですよ。是非お試し下さいね。